いよいよ今シーズン最後のロードレース、SUGOファイナルサウンドフェスティバルが始まる。
今年を少し振り返ると、今までにGSX-R600で選手権全5戦(内リタイヤ1回、中止1回)、
サウンドフェスティバル1回と、BMW R1200S でサマーサウンドフェスティバル出場の合計7レースを消化。
本当なら最後のサンフェスもBMW で出場したかったんだが、シリンダーゴリゴリはもうコリゴリ(笑)。さらに、も・し・か・し・た・ら・このレースでGSX-R600の最終レースになるかもしれないので今回はGSX-R600でエントリー。でもクラスはいつものTT-F1やFNBとは違い、なんとも無謀なF-SUGOにエントリーしてしまった・・・。なぜF-SUGOかって?レースが早く終わるから(笑)も確かだが、一応選手権端くれライダーが他のクラスで走るのも悪いかなぁと思ってね。
10月14日(土)。いつもなら朝からSUGO入りしたいんだが、仕事が忙しくはるばる相馬からAM 10:15 に到着。
すでに自分たちが走れる1本目の走行は終わってしまい、2本目の走行の準備に取り掛かる。
しか~し、その前に重大な報告が!選手権2年間をブリヂストンBT002で戦ってきたんだが、今回フクダテクニカよりダンロップで走って欲しいとの指令があり、俺と高瀬の2台がダンロップD209を装着してレースに出ることになりました。のでダンロップ木村氏の所に行き挨拶→タイヤ交換となり、また、昼休みはモモがGSX-R600で体験走行まであるもんだから、走行後タイヤ交換で大忙し!!
そしていよいよPM 1:15 ダンロップを履いてコースインとなる。とりあえず様子を見ながら走行を始めるがBSに比べ軽快なハンドリングに少々戸惑ってしまい、いつもよりライン1本分内側に入ってしまってちょっとビックリ。
徐々に感触を確かめながらペースを上げる。BSよりインフォメーションが少ない(だから軽快なのか!?)分思い切って攻めて行けないが、逆に初期旋回が良い分いつもより楽に走れるコーナーも出てくる。練習は結局赤旗中断もあり、ベストは40秒7と初めてにしてはまずまずのタイムで終了。
うわさではグリップが足りないとか、チャタるとか悪い情報ばかりが耳に入っていたが、第一印象は悪くないぞ!でも、高瀬は結構戸惑っているようで中々タイムが出ないようだった。
走行後、木村氏の所へ行きタイヤのインプレッションを伝え、明日の準備に取り掛かる。しかし、この後またまた相馬に戻らないといけないので、PM 3:30 泣く泣くSUGOを出発。明日の本番は自分自身にプレッシャーを掛けてDLタイヤを克服せねば。目指せ総合優勝ダ!
10月15日(日)。AM 5:45 起床 6:15 出発 6:45 SUGO入り。F-SUGOは朝二番に予選があるので慌てて車検を済ませる。車検は問題なくパスして、すぐにオイル交換&走行準備。
今日のお手伝いは、いつもいつもお世話になりっぱなしのあやや*2、小歩危エミ、小金山兄妹でした。
いつものようにゆっくりしている暇はなく、あっと言う間に予選時間のAM 9:30 に。
コースインして一番前にスエ様と並ぶ。タイムが出ないのをタイヤのせいにはしたくないので、いつも以上に緊張&集中。路面温度が低いのが少々気になるが、ここはいっちょ行くしかない!シグナルがグリーンになり、先頭でコースイン。いつもならダラダラとタイヤを温めるんだが、去年の課題を思い出しペースを上げてリズムを掴むようにする。2周目からタイムアタックを開始して4周目に39’7を記録。まだアタックしたかったが、すでにクリアが取れないので諦める。
他のライダーは路面温度が低いせいかどうかは定かではないが、40秒台に留まっている。結局、自分が唯一の39秒でポールポジション決定!!タイムはどうあれ最小排気量でポールを取れたことが非常にうれしかったぁ。ピットに戻りプレッシャーからも開放され、次は自分がメンバーにプレッシャーを掛ける(笑)
FNBは珍しく①コーナーでランディス佐々木氏が転倒!幸い怪我&破損はなく39秒3で何とかポールを奪取。高瀬は41秒8を出して予定通りLCSTでポール。しかし、相変わらずタイムは伸びずちょっと不満気味。
味は44秒0でFNB 8位。浩太郎は45秒5でFNB 16位でした。
決勝までのお話は割愛して、PM 12:45 F-SUGOのスタ前チェックが始まりコースイン。
う~ん、やっぱりポールは気持ちが良い♪これが選手権なら尚うれしいが、そんなに選手権は甘くないかぁ。
しかし、隣を見るとクラスは違うがお決まりのスコードロン湘南@田中選手が居る。毎回毎回隣同士だと愛情が芽生えます(笑) レースの作戦としては何としてもF-SUGO予選2位の前田選手@GPZ900Rと田中選手を前に行かせてはいけない。頭の中で何回もシュミレーションしているうちに、和やかに雰囲気で選手紹介が進み、ウォームアップランの開始。
ウォームアップランもいつもよりペースを上げてシュミレーション、グリッドに戻りシグナルが変わるのを待つ・・・シグナルが消えスタート!!ちょっとスタートを失敗したか・・・前田選手が先行し田中選手を被せようとしたらぶつかりそうになり、思わずアクセルを戻してしまう(涙)結局気合が空回りして①コーナーは3位で進入。
でも今日は諦めないぞ、②コーナーで田中選手を被せるが③コーナーでインをつけずに攻略失敗。その後は2回くらい田中選手を抜けそうで抜けない・・・そんなことをしていると後ろから猛然と渋沢選手@GSX-R750が迫ってきてあっと言う間にパスされる。今日の渋沢さんは乗れている!!コーナーは3台とも同等だがいかんせんストレートはナナハンが速い!どんどん渋沢さんが離れて行き、トップの前田選手まで抜いてしまう!
後半、自分と田中選手のバトルは続く、するとタイヤ辛いのか前田選手が段々と近づいて来る。
最終ラップ3台が連なって110Rへ、シケインのブレーキングで後ろについて10%勾配で勝負と思ったら、110Rの進入で俺だけ周回遅れに挟まれてしまいジ・エンド。前方に離されはしないが、抜けるスピード差はもうない。ゴールライン直前になってシフトミスをした前田選手を田中選手が抜かしてレース終了・・・。
結局総合4位、クラス2位 だけど、ベストは39秒1とまずまずの結果。田中選手に突っかかった所もあったので38秒台は問題なさそうでした。
またまた表彰台に娘と上がることが出来たし、最終レースを楽しく終わることが出来ました。
昼食後、今度はFNBとLCSTのレース。ここでもダブルエントリーの渋沢選手が激走し、2連覇!!3連勝が掛かっていた佐々木選手は転倒の影響か2位。高瀬は危なげなく総合3位クラス1位。味はFNB 9位、浩太郎はFNB 10位でレースを終えました。
ファイナルレースを終えて、セッティングは一切変えずタイヤひとつでここまでバイクの性格が変わることを改めて知ったレースでした。
レース中タイヤのエッジグリップの変化でちょっとビビリミッターが効いてしまったけど、1回の練習でこのタイムまで行けたことは素直に喜びたいです。
来年の話をするのはまだ早いですが、①このままGSX-R600で戦う②次期戦闘マシンを中古で購入。のどちらかにはなりそうですが、タイヤメーカーの決定にも悩みそうですぅぅぅ。
噂では来シーズン選手権とサンフェスを同時開催するなんて話もあるし(そうなるとST600とBMWのダブルエントリーは辛いよなぁ)本決まりになり次第、活動計画を発表しますね。
最後になりましたが、今シーズン大変お世話になりました フクダテクニカ様、タイヤナビ様そしてフレベメンバーに改めて感謝したいと思います。
来シーズンの目標はずばりベスト37秒!選手権3位表彰台だぜ!←ちょっと自信過剰気味・・・(汗) = おわり =